消えた事件wiki

多分ここにまで来るような好事家の人たちには、多分「あの所かな？」と思いつくであろう東京都世田谷区新町2丁目のお話です。
1998年4月9日の朝方5時頃、川崎市高津区在住の被害者の荒〇〇一さんがバイクと倒れていたのを通行人が発見。110番通報を行うものの、荒○さんは間もなく死亡。
当初は自損事故と思われていました。
だが、司法解剖を行ったところ、死因が腹部を刃物で刺された事によるショック死であることが分かり、玉川警察署に捜査本部を設置されました。
調べによると荒○さんは別の場所で刺された後、バイクに乗って走行中道路わきの植え込みに接触、転倒したものと思われるとの事です。
さて一つ目の謎は「被害者がどこで刺されたのか」ですが、警視庁のHPを見ても書かれていません。結局特定が出来なかったようです。どのくらい刺されたのかが分かりませんが、一目見て判然しなかったのを見ると、沢山の血は流れてなかったようです。
二つ目は「何故被害者は刺されてからもバイクを運転したのか？」これもよく分かりません。携帯電話が普及し始めた時期ですが、連絡するより警察署や病院に直接行った方が早いと思ったのでしょうか？公衆電話を探していたのでしょうか？時間を考えると人が居ない時間ですし、かなり絶望的な賭けである感じはあります。あと後述で載せる亡くなった場所を考えると、病院とは離れた方向に向かっており、結局何のためにバイクに乗っていたのかが分かりません。
三つ目は「被害者はどこに行こうとしていたのか？」二つ目からの発展した物ですが、これもさっぱりです。
https://onl.la/ccNS8un
今と昔ではだいぶ変化した道です。上にある古いストリートビューだと、十字路の南側と西側に面したところが駐車場になっていて、予想外に開けていました。被害者は東西に伸びる広い道から傷でふらふらになって、南側の道で力尽きたのでしょうか？下の警察署のHPではその辺が分からないですね。
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/jiken_jiko...
上記に愚考するも被害者の住所は東急田園都市線沿いに行き都県境を越えた溝の口駅であるのですが、そこから亡くなった場所まで普通に交番も病院もあるんですよね…。

これが以上なのですが端的に言えば「何もかもが分からない」事件です。オカルト的な事象である方が説明つくぐらいです。早朝という時間帯も相まってロクな目撃者居なかったのでしょうね。2022年5月1日現在未解決事件となっております。（というか警視庁のHPだと午後5時になっているのですが当時の新聞記事見る限り午前5時で統一しているのを見るとHPが間違えています。どんだけやる気ないんだ…）

　この事件の1年後、1999年7月12日にこの事件は発覚します。同じ区の事件、世田谷一家殺害事件はこの年の12月30日に発覚します。（場所は離れていますが）
　1999年7月12日の朝7時50分、工事現場に出勤してきた社員が女性の遺体を見つけ、110番通報をして発覚した事件である。警察の調べでは、家として出来上がる寸前、屋根が作ってあり、残りは壁を作るのみの台所で仰向けになって死亡していた。現場にあった青色のビニールが首までかかっており、遺体の周囲に血溜まりができていた。
死後一日以上経過しており、死因は首を絞められたことによる窒息死か手首を切られたことによる失血死とみられる。（後に左手首に切られた事による出血性ショック死である事が確定した）女性は1メートル60センチ、やせ型で、両耳にピアスをつけ、パーマをかけていた。タンクトップに花柄のスカート姿で素足だったが、近くに上着や靴、所持品などは見つかってない。
　被害者は現場から350メートル離れた同住所の一丁目に済む○津○美里さん（25）であることが判明した。○津さんは10日に渋谷で友人と二人で遊んだ後、11日午前零時前、渋谷駅で別れた（ここ異説というかネット媒体で違っています。後述します）この時の服装は遺体で見つかったものと同じであった。自宅に帰った跡が無く、別れた時と同じ服装である事が分かり、帰り道の中で殺害されたとみられる。○津さんが友人と別れた時には持っていたハンドバッグが無くなっていたとの事。
この事件の1つ目の鍵は「被害者の死因」です。
首を絞めたのと、手首を切り付けた事である。何故、この二つの手段を取ったのでしょう？手っ取り早く殺すなら手首を切らずに適当に心臓目掛けて何回か刺すことの方が命を奪えるでしょう。首を絞めて、絞めきれないからなぜ手首を切ろうとしたのでしょうか？意識が朦朧としないと確実に両手首を切れないでしょうから、蓋然的に先に首を絞めようとして力が足りなかったのか？と感じます。両手首を切った理由は色々と考えられます。手首しか切ったことが無い、身体を傷つけたく無かった、刃物がカミソリみたいなのしか（凶器が見つかってないんでぼかします）持っていなかった、など…その点を考えると男女のどちらかを確定させる必要は無いかもしれません。
2つ目は「新聞に書かれている事と今ネットに載っている情報の差異」です。
これにはこの事件について、一番詳しく書かれたHP（https://onl.la/pdUmaRA）を見てみると当初の新聞（朝日新聞や読売新聞）に載っていることと微妙に違うのです。
（朝日新聞）渋谷駅で別れる→（HP）池尻大橋駅で別れる。
（朝日新聞）帰り道の途中→（HP）普段通る帰り道じゃなかった。
まあ後で後者の情報の方が正しい事が確定しており、訂正されたのでしょうが、いつのタイミングだったのでしょうか…？
3つ目は「殺害された場所」である。
警察もおそらく建築業者とこれから住む（住んでいる）人に配慮したのか、現場の場所を明確に示してないのですよね。ここがかなり重要でどこに通ったのかわからないと、目撃者も思い出しづらい点もこの事件の全容が見えづらい所だと思います。しかも現場になる外から見えない建設現場に何故連れていけたのでしょう？一つ可能性がありますが、彼女の名誉に関わる事なので、あくまで想像でしか無いですが、伏せときます。
4つ目は「被害者のバックボーンに触れられない」
　これも結構重要で事件の被害者の顔は警視庁のページに行っても開示されず、服装だけしか情報がありません。どこの短大に通っていたのかも分かりませんし、家族や周囲の人間の証言が少ないのも不可解です。被害者本人がどういうマンションに住んでいたのか、その上でいつも帰宅に使う道を開示されてないのですよね。いくら世田谷区新町という町がそこまで大きい訳でも無いですが、グーグルストリートビューを見ても見えてこないものです。この辺、私の家から行けるので、時間があれば行きたいとは思っています。

この様に開示された情報だけじゃこの事件の全容に届かないのが世田谷区新町の二つの事件です。2つ目女性殺害事件はおそらく親の意向がチラチラ見える気がします。周囲の人間も事件に直轄するような証言しか見えないですし…。
両方とも（2022年5月1日）現在未解決事件です、世田谷区民や一緒に働いた人はインターネットにいらっしゃらないでしょうか。情報お待ちしています。