某所からのスピンアウトのwikiです。未解決事件あれど、実は時効になったのかさえ分からない事件があります。そこを推理していきます

概要

2022年11月29日、東京都立大学東大沢キャンパスにおいて、教授であった宮台真司さんが見知らぬ人物に暴行を受け、重傷。警察署は殺人未遂として捜査していたが、警察は2023年3月9日に2022年12月16日に自殺した倉光実(41)を被疑者として殺人未遂容疑で書類送検し、一連の捜査を終結させた。

疑問1 自死するタイミング

私が最初に被疑者が亡くなっていたと聞いて一番真っ先に思ったのがまず何故襲撃した後に自殺まで間があるのか?という事実であった。宮台氏を殺せてすぐ自殺なら被疑者にとって一番望ましい結果が出たという事でまだ分かる。殺せていないのになぜ自殺したのか。思想犯や警告目的なら犯行後に何らかのメッセージを放つであろう。個人的な恨みとしては宮台氏と被疑者の生まれ育ちに接点が無いのである。自分が映像に写っていたことに気づき、バレないと思っていたがそれは不可能であることに絶望して自殺したのであろうか?流石に読みも浅く諦めが早すぎる。神経が細かったのか。どうにも腑に落ちない。

疑問2 何故宮台真司なのか

 そもそも何故宮台真司なのか。私は思春期に小林よしのり氏に傾倒していた時期があり、彼のあまり庶民には好ましく思われていない思想を知っていた事がある。女子高生の売春を肯定的に見ていた事だ。自分が付き合った女子高生が売春をしていた事の影響が有ったと見られ、批判されていた。だがその様に言論の舞台で目立っていたのは20年、下手すると30年近く前の話である。私ですらこの一件で東京都立大学において長い間真面目にコツコツと教員をやっていたことを知ったくらいだ。大学教員は雇用の為に地方に行く人が多く、一つの大学にきっちり留まることが出来たのは優れた教員である事の証明である。
 反対に被疑者は高校を中退し、引きこもっていたという。映像を見る限り身体は大きかったようだが、それと反してコミュニケーションに問題を抱えていたという証言がある。だが、知識欲があったのか、図書館から本を借りて読んでいたという。約26年間を引きこもって過ごしていた人間であったが、15年前に学者を批判したような文章が残っていたという。本来は被疑者によって処分されようとしていたものだが、被疑者の母親がゴミ箱から取り出して残していたというA6サイズのメモ三冊に書かれていた様だ。三冊にどれくらいの割合で学者批判を書き込んでいたのかは記事に書かれていなかったが、三冊に渡って何回も書かれたというのは被疑者が憎しみをゆっくり育てていったようで、私は剣呑に思える。だが犯行に至るまでの間が15年かかったというのが良く分からない。

疑問3 連絡手段の処分

 最後の問題はパソコンなどの通信機器の処分である。警察にとって見られたくないものが残っていた上に自殺を決意したという決意の硬さも伺える。掲示板、SNS、メール…。襲撃に至らせるものがあったのであろうか。だが、パソコンを処分しても書き込んでいたサーバーが残っていれば、やり取りは残っていると言って良い。誰かが犯行の唆した、と私も少し思っていたが、流石に警察は分かるだけインターネットのやり取りを一通り調べないはずがないと思ったので、Torみたいに連絡先が漏れない形にしていたのであろうか。だが捜査の段階で処分されていたと考えると中身をいくら探しても無駄であろう。怪しいやりとりは表面上では無かったと思って良いだろう。

最後に

 私の結論は言ってしまえば、「どんな説にしても物足りない」という結論である。突発性が強過ぎて裏を疑うレベルである。

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